<小児科医監修>生後3ヶ月の赤ちゃんの成長 - 生活リズムができてくる
赤ちゃんが生後3ヵ月になる頃には、赤ちゃんの特徴を理解して、生活のリズムを確立しながら子育てをしていく時期でしょう。まだまだママやパパにとっては未知の部分も多いですが、親として自信を持ち、毎日楽しんで子育てができていますか?生後3ヵ月の赤ちゃんの成長の目安や代表的な質問への回答をまとめてみました。寝不足が続いているかもしれませんが、パンパースはママ・パパの頑張りを応援しています!
生後3ヵ月の赤ちゃんの成長の特徴
赤ちゃんが成長して自分の体や周りの世界をより意識するようになるので、たくさんの新しい発見があります。生後3ヵ月の赤ちゃんに見られる発達を見ていきましょう。
生後3ヵ月の赤ちゃんの成長と身体的発達: 日に日に強く
赤ちゃんは手足を伸ばし、「こんなに大きくなったんだよ」とママやパパに見せてくれるでしょう。この時期になると、頭手、足を赤ちゃんが意図的に動かすようになってきます。首が座り 、自分で頭を持ち上げて視野に入る人や物を見ることができるようになります。同時に赤ちゃんは近くにあるものに触れたり、動いているものを目で追ったりするようにもなります。
赤ちゃんの知覚・感覚: コミュニケーション能力を高める
赤ちゃんは少しずつたくさんの新しい発見をし、自分で理解しようとしていきます。ママやパパの顔などをじっと見つめるようにもなります。
生後3ヵ月の赤ちゃんは、大きな音やママ・パパの声に反応するようになっていきます。ドアが閉まる時などの大きな音に反応しない場合は難聴の可能性があります。かかりつけの先生や耳鼻科の先生に相談しましょう。ママやパパの声を真似しようと頑張っているときは、たくさん話しかけてあげましょう。喜んだ時の赤ちゃんの反応や、歌ったり本を読んだりする時に喜んでいる様子を見てみましょう。赤ちゃんの目を見つめながら、ゆっくり話しかけて下さい。
赤ちゃんの動き: 体全体を使っての運動
生後3ヵ月を過ぎて、首が座って安定してきたら、ベビーサークルからぶら下がったおもちゃを掴ませたり、うつ伏せ運動をしたり、赤ちゃんの運動を助けてあげましょう。うつ伏せ練習の時は必ず赤ちゃんを見守りながら、疲れない範囲にしてあげて下さい。これらの遊びは生後3ヵ月の赤ちゃんの運動能力や、視覚と手の連動性を高めるのにとても役立ちます。
赤ちゃんの腕の下に手を入れて支え、赤ちゃんを立たせようとしたことはありますか? その時に赤ちゃんが足を曲げたり伸ばしたりしているかもしれません。赤ちゃんは一人で立つための準備をしています。この状態で赤ちゃんに弾むような仕草をさせてあげましょう。その際に、つま先がつっぱっていたり、両足をクロスさせることが多ければ、かかりつけの先生に相談しましょう。
この時期、赤ちゃんが動かすのは足だけではありません。、おもちゃやママ・パパの手を掴むために、手を動かして、開いたり、閉じたりするようにもなります。また、周りのものに触れようと腕を伸ばしたり、目にしたものを叩いたりもするようになります。手を口元に持っていく赤ちゃんもいますので、赤ちゃんが手に持っているものには注意しましょう。
赤ちゃんの性格: 赤ちゃんの最初の会話
赤ちゃんの性格が現れてくるのを見るのは、親としての喜びの1つですね。赤ちゃんがたくさん笑うようになって、ママ・パパの声に反応していますか? そうであれば、素晴らしいことですね。赤ちゃんもママ・パパや他の人との遊びを楽しんでいるのかもしれません。この時期の赤ちゃんは喜びを顔や体全体で表現するようになってきます。笑ったり、泣いたり、怒ったりしながら手足をバタバタさせることもあります。でも、これらのことがまだできていなくても、心配することはありません。赤ちゃんはみんな自分のやり方やペースで成長していきます。
この時期の赤ちゃんは、声、笑顔やジェスチャーなどで家族とコミュニケーションを取り始めます。コミュニケーションは楽しいだけではなく、赤ちゃんとの信頼関係や赤ちゃんの自尊心を育てていくことにも役立ちます。赤ちゃんに兄弟がいれば、赤ちゃんの兄弟への関心が高まっていることに気がつくでしょう。
赤ちゃんは自分の欲求をいろんな形で知らせようとします。赤ちゃんが何を欲しがっているか、他の人にはちょっと分かりにくい合図でも、ママやパパならすぐに理解できるかもしれませんね。ママ・パパとのコミュニケーションの取り方が、赤ちゃんの性格や気性を現すのに大切な役割を果たします。例えば、赤ちゃんの泣き方や身振りで、何を欲しがっているのかが分かるようになったり、区別することもできるようになるかもしれません。お腹が空いている時の赤ちゃんの泣き方は、どこかを痛がっている時の泣き方とは違います。赤ちゃんがぐずっている時も、おもちゃを渡したり、あやしたりすることで赤ちゃんを落ち着かせることができるようになるかもしれません。
赤ちゃんの成長をサポートしましょう
生後3ヵ月の赤ちゃんとの遊び方・関わり方や注意点をまとめました。この時期は予防接種でかかりつけの小児科の先生を受診する機会も多いと思います。心配なことがあれば、その際に看護師さんや先生に相談してみましょう。
首や背中の筋肉を強くする:近くで見守りながら、プレイマットなどに赤ちゃんをうつ伏せで寝かせてみましょう。一生懸命首を持ち上げようと必死に頑張る赤ちゃんの姿は、なんとも微笑ましいものです。ただ、必ず目を離さないようにしてくださいね!
視覚と手の連動性を高める遊び:おもちゃやママ・パパの指を握らせる練習をしましょう。手や腕をどこからどこへ動かすか、例えば手を口に上手に持っていくなどの練習になるでしょう。のどがつまって窒息する可能性がありますので、おもちゃや食べ物などの異物を口に入れさせないように注意して下さい。
視覚の発達を助ける:目で動いている物を追いかける追視という能力が発達してくるのもこの時期です。様々な色、模様、生地を使ったおもちゃや本など、たくさんの色を見せてあげましょう。
生後3ヵ月の赤ちゃんの授乳の目安
生後3ヵ月の赤ちゃんの母乳 などの授乳回数は、産まれたばかりの頃に比べると少なくなっていきます。母乳育児の赤ちゃん、ミルク育児の赤ちゃん、混合育児の赤ちゃん、どのタイプの赤ちゃんも生後1~2か月の時期と比べて胃や腸が成長して、1回の授乳で消化できるミルクの量が増えてくるので、授乳回数は1日6-8回ぐらいに減ってくるでしょう。
濡れて汚れたおむつの確認: おむつを確認することは、赤ちゃんの哺乳量が足りているかどうかを見極める判断材料にもなりますね。段々赤ちゃんのウンチ の回数は減ってきます。 生まれたばかりの赤ちゃんは授乳後にほぼ毎回ウンチをすることがありますが、生後3ヵ月
赤ちゃんは、1日に1回だったり、2-3日に1回程度の子もいます。通常、1日に6回ほどおむつが濡れていれば、赤ちゃんはよく授乳できていると言えるでしょう。 赤ちゃんはたくさんのおむつを使います。パンパースアプリ をダウンロードして、パンパース製品についているQRコードでポイントを貯めて、お好みのギフトと交換してみてくださいね。
生後3ヵ月の赤ちゃんの睡眠時間は?
この時期、赤ちゃんの睡眠習慣にも変化が現れます。昼間の授乳量が増えるので、夜の授乳量が少なくなったり不要になったりします。昼間に起きている時間が増えて、より活発に活動するので、夜は疲れてぐっすり眠るようになって、嬉しいですね。生後3ヵ月にもなると、昼間に2~3回ぐらいお昼寝をして、夜にはまとめて眠る赤ちゃんもいます。夜に5~6時間ほどまとめて眠る赤ちゃんが増えてきますが、すべての赤ちゃんがそうなるわけではありません。夜に起きてしまう赤ちゃんもいます。睡眠時間には個人差がありますので、心配しなくても大丈夫です。
赤ちゃんを上手に寝かしつける方法
ママ・パパと赤ちゃんの両方にとって心地のよい睡眠リズム が作れると良いですね。次の方法を試してみましょう。
睡眠のリズムを作る: 優しくマッサージやタッチをしたり、お話しをしてあげたり、子守唄を歌ってあげたりして、赤ちゃんをリラックスさせてあげましょう。
慌てずに見守ってあげる:赤ちゃんが落ち着いて心地良くなるには、少しの時間が必要な時もあります。少し動いたり、赤ちゃん言葉を話したり、少し泣いたりしても慌てず、見守ってあげましょう。そのうちに眠りにつくでしょう。
刺激を少なくする:夜に赤ちゃんを寝かせる時は、赤ちゃんの気をひいてしまう刺激は最小限に抑えるようにしましょう。明かりを暗くして、眠る前の授乳時はたくさん話さないようにし、赤ちゃんが眠りやすい環境を作ってあげましょう。
生後3ヵ月の赤ちゃんの1日のスケジュール
生後3ヵ月になると、睡眠時間に変化が出てきます。個人差がありますが、日中に起きている時間が長くなったり、夜間にまとまって眠る赤ちゃんもいたりと、昼と夜の区別が段々とついてくるようになります。朝はカーテンを開けて日光を取り入れ、部屋を明るくし、授乳や離乳食、散歩やお風呂などの時間をある程度決めたり、夜は暗く静かにするなどして、生活リズムを整えていきましょう。
赤ちゃんの健康: ベビーマッサージ
ママ・パパの手の温もりが伝わってリラックスできるベビーマッサージは赤ちゃんも大好きです。ベビーマッサージ のやり方を覚えて、赤ちゃんとのスキンシップを深めてみませんか。ベビーマッサージには赤ちゃんをストレスから解放し、泣く回数が減るという不思議な効果もあるようです。ママやパパの優しい手で赤ちゃんの皮膚に直接触れることで、親子の絆が育まれるというタッチケアの効果もあります。
近くにベビーマッサージを教えてくれる教室があるなら参加してみてはいかがでしょうか?ベビーマッサージに詳しい助産師さんや看護師さんがいれば、マッサージをしても良いか、詳しいやり方などを確認しましょう。まずは、ベビーマッサージの基本的なやり方をご説明します。
リラックスできる環境づくり:おむつ替え用テーブルやベッドでもできます。赤ちゃんを仰向けに寝かせて赤ちゃんの目を見つめ、優しく話しかけながら、マッサージをしてあげましょう。
優しくタッチ:頭から首、肩、腰や太もも、足や手など赤ちゃんの体を優しくマッサージしてあげましょう。
赤ちゃんの様子を見てみましょう: 赤ちゃんが喜んでいるようであれば、マッサージを続けてあげましょう。赤ちゃんが落ち着かなかったりぐずったりするようであれば、嫌がっているかもしれないので、マッサージは控えるようにしましょう。
ローションを使ってみる:保湿ローションなどを使ってあげると赤ちゃんの肌も潤い、マッサージもスムーズになるのでおすすめです。
マッサージをするのは、少なくとも授乳後1時間ほどの時間をおいてからにしましょう。赤ちゃんがマッサージを喜んでいるようであれば、ヨチヨチ歩きができる年齢になっても続けてあげると良いようです。
親としての生活: 睡眠不足を解消するには?
赤ちゃんがまだお腹の中にいた頃、いつまでも寝ていられたあの頃が恋しいママ・パパも多いかもしれません。まだ育児に慣れていないママ・パパにとって、睡眠不足は深刻な問題。睡眠不足を解消するには、赤ちゃんのために最善を尽くすためのチームワークが大切です。おじいちゃん・おばあちゃんにも積極的にサポートしてもらうようにしましょう。また、本当に今やらないといけないことや後回しにできることなど、優先順位をつけたり、ルーティンワークをリストにするのもおすすめです。
赤ちゃんを寝かしつける 時の入眠儀式を分担するのも、ママ・パパの睡眠不足を解消する1つの方法です。赤ちゃんを寝かしつけるのはママだけの役割ではありません。パパや家族にも手伝ってもらいましょう。また、生後3~4ヵ月ごろには朝起きる時間と夜寝る時間が少しずつ一定になり、生後4~6ヵ月になると、赤ちゃんの睡眠リズムが整ってきます。お腹が空いておらずおむつ交換が必要でない場合には、夜中に目が覚めても再び1人で眠りにつくことができるようになります。ネントレ を始める最も良い時期だと言えますね。
睡眠不足解消に役立つ他の方法
夜のミルクをパパや他に赤ちゃんのお世話をしてくれる人と分担する
栄養のあるものを食べて、ストレッチなど軽い運動でリフレッシュする
赤ちゃんが寝ている時に一緒に寝ることで、昼寝の時間を確保する
赤ちゃんと一緒に散歩に行ったり、1人で少し走ったり、軽い運動をする
生後3ヵ月のチェックリスト
3-4ヶ月健診があるので、その時に今後の予防接種について確認しましょう、予防接種のスケジュール をみてみましょう。
生後4ヵ月の赤ちゃんについても、前もって知っておきましょう。
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よくある質問
柔らかい部分(大泉門・だいせんもん)は通常、1歳~1歳半ごろになると閉じて骨になります。この月齢では赤ちゃんの頭は体と比べてまだ大きいです。
生後3ヶ月の赤ちゃん-チェックリスト
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生後3ヶ月の赤ちゃん-チェックリスト