女の子のトイレトレーニングを成功させるコツは?
赤ちゃんのおむつが外れてトイレで用を足せるようになる。これは、子どもの成長の大きな節目ですね。その成長の節目を手助けするのがトイレトレーニングです。女の子と男の子ではトレーニングのやり方は注意点が違います。ここでは女の子のトイレトレーニングについてご紹介します。
女の子のトイレトレーニングはいつから?
トイレトレーニングはいつ頃始めればいいの?と悩んでいるママ。子どもによって成長スピードが違うので、月齢で開始時期を決めるのではなく、子どもの様子をよく観察して徐々に始めましょう。子どもの性別に関係なく、トイレトレーニングの開始時期を見極めるポイントは主に以下の4つです。
一人で歩ける
ママパパ、周囲とある程度コミュニケーションが取れる
トイレに興味を持ち、便座やおまるにしっかり座れる
おしっこの間隔が2~3時間空いている
おしっこの間隔は、数時間おきにおむつを触ってみると分かります。これらをクリアしてるなと思ったら、トイレトレーニングを始めてみましょう。またトイレトレーニングは時間と忍耐力との勝負なので、ママパパの心の余裕も大事ですよ。ママパパが子どものトレーニングにじっくり付き合えるタイミングで始めましょう。
トイレトレーニングに必要なものは?
子どもはすぐ、おうちのトイレに座って用を足せるようになるわけではありません。普通の便座では足が届かなかったり、お尻が小さくて落っこちたり、そもそも、トイレに行くという行動自体を今まで経験してないですよね。そこで、トイレトレーニングを進めるのにあると便利なものをご紹介します。
補助便座 :おうちのトイレの便座に載せて使用。ステップがついていて、子どもが自分で便座に登れるものや、持ち手がついているものなど、さまざまな種類があります。子どもの好きなキャラクターの便座を選ぶと、積極的にトイレに行ってくれるかも?
おまる :家中どこでも用が足せ、子どもが一人で座れるので、、トイレトレーニング開始時には重宝します。ただ、おもちゃと思い込むこともあるので、基本的にはトイレで使うようにしましょう。また子どもによっては、おまるからトイレに移行するのが難しい場合もあります。
踏み台:補助便座に座っても足が安定しないので、踏み台も忘れずに。
トレーニングパンツ :おむつから普通のパンツに移行するのを手助けするパンツです。吸水力がありながら濡れている感覚が伝わるという優れものですが、必ず必要というわけではありません。子どものトレーニングの進み具合を見ながら、少しずつ買い足した方が無難です。
ごほうびシール :子どもはシールが大好き。トイレが成功したら1枚貼ろうねと言えば、やる気も出るかも。特に女の子は可愛い物やキラキラしたものが大好きなので、シールや台紙もキラキラしたものを用意したいですね。
トイレを可愛く楽しい場所にする :飾りやグッズ トイレに興味を持ってもらうことが、最初の一歩です。キャラクターのスリッパや華やかな壁紙、トイレカバーなど、トイレを可愛くて楽しそうな場所にしましょう。
柔らかい素材のトイレットペーパー :日本ではウォシュレットが一般的になり、紙でお尻を拭かないというお宅もあるかもしれません。自宅ではよくても外出時のトイレはそうはいかないので、紙で拭くことを教えた方が無難です。小さい子どもの肌は非常に敏感で弱いので、柔らかい素材を選びましょう。
女の子のトイレトレーニングの進め方は?
女の子と男の子ではトイレトレーニングの進め方が違います。まずは性別に関係なく、まずはうんちやおしっこはどうして出るの?を学ぶことから始めましょう。子ども達は、トイレで用を足す以前にどうして出るのか?を知りません。ママパパが、「ご飯を食べると出るんだよ」と説明するのも一つの手ですが、絵で見せた方がより分かりやすく興味を持ってくれます。うんちやおしっこ、トイレを題材にした絵本がたくさんありますから、トイトレを始める前からそういった絵本でイメージを膨らませておきましょう。そうすることで、子どもはトイレという存在を受け入れやすくなります。
トイレという場所の存在を知ったら、次はトイレに行ってもらいましょう。明るい色調の壁紙を貼ったり、子どもが好きなキャラクターの補助便座とスリッパを用意したり。トイレが成功したときのごほうびシールの台紙を貼っておくのもお忘れなく。特に女の子は可愛い物やキラキラしたものが大好き。トイレがキラキラした場所なら、行きたくなりますよね。小柄で補助便座だとまだ安定して座れないなら、足が安定するおまるをトイレで使ってもよいですね。
トイレに行くのに抵抗がないなら、行く習慣をつけさせましょう。朝の起床直後、就寝前、食事の前後など、ママパパがトイレに誘ってみましょう。用を足し終わったら、おしっこ出たね、どんなうんちだったかな?と一緒に確認しましょう。そのうちに自分で、おしっこ出た!と言ってくれるようになります。トイレでのおしっこ出た!が、遊びの最中のおしっこ出そう!になったらしめたものです。トレーニングパンツはこの時期から履かせてみましょう。
トイレでのおしっこが成功したら、次はうんちです。うんちは便意を催しトイレまでうんちを我慢できるというのが大事です。ただうんちは、ママパパが子どもの様子を観察していれば分かることもあります。顔が赤くなりいきむような表情をしていたら、うんち?と聞いてあげて、トイレに座らせてみましょう。これを繰り返していると、うんちがおしっこより先にできるようになることもあります。
なお、女の子は用を足した後に拭く必要があります。おしっこは前から、うんちはお尻を前から後ろに、と女の子のトイレの後の拭き方を教えましょう。後ろからとは、手を後ろに回して前から後ろに拭くという意味です。小さいうちはママパパが拭いてあげましょう。上手に拭けていないと、尿道感染症になってしまうことがあります。また拭くときはポンポンと、優しくおさえるようにして拭いてあげてください。小さいうちから女の子は正しいトイレの後の拭き方を身に付けておくことが大切です。
日中のトイレが成功するようになったら、お昼寝もパンツにしてみましょう。寝る前にトイレに行かせれば短時間なのでおもらしすることはあまりありません。気になるなら、防水シートを布団にかぶせておきましょう。
夜のトイレトレーニングには、おしっこを長時間ためられるように体が成長していることが必要です。おねしょが続くなら無理はせず、夜はおむつをあてましょう。朝起床時におむつが濡れていない日が続けば、パンツに移行しても大丈夫です。また、パンツにする?おむつにする?と子どもに聞いてみることも大事。子ども本人のヤル気は非常に大切です。子どもがおむつと言うなら、おむつにしてあげてください。
トイレトレーニングを成功させるコツは?
トイレトレーニングで一番大事なのは、子どものやる気です。ママパパのやる気だけでは十分ではありません。保育園や幼稚園のお友だちが普通のパンツになっていたり、もしお兄ちゃんがお姉ちゃんがいるなら、おうちで用を足している様子を見せたり。かわいい普通のパンツが履きたいな!お姉ちゃんみたいに、トイレに座ってみたいな!と子どもにやる気を起こさせることがとても重要です。逆にママパパがやる気になって子どもに無理強いするのは絶対にいけません。ひと月ほどでトレーニングが完了する子もいますが、数ヵ月かかるケースが大半です。また途中で風邪をひいたり発熱したり体調を崩したなら、いったん休止しましょう。一歩進んで二歩下がる、と腹をくくって長い目で気長にやることが肝心です。
よくある質問
トイレトレーニングを始めるポイントは以下の4つです。
- 一人で歩ける
- ママパパ、周囲とある程度コミュニケーションが取れる
- 便座やおまるにしっかり座れる
- おしっこの間隔が2~3時間空いている
おわりに
なかなかトイレに成功しない子どもにイライラ、、。トイレトレーニング中のママやパパにはよくあること。でも、ママもパパも生まれた時はおむつだったんです。そのことを忘れずに、みんなそうだったよね、でもいつかできるようになるはず、ととにかく長い目で楽しみながら、気長に付き合ってあげましょう。リビングで用を足してしまっても、決して叱らないでください。親が焦らなくても、子どもが自分でおむつなんかいらない!と言う日が来るかもしれませんよ。
本記事の内容について
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