妊娠 6ヵ月: 妊娠の症状と胎児の発達
妊娠6ヵ月目に入ると、ほとんどのママが胎動を感じるようになります。おなかをなでたり、話しかけてあげたら、赤ちゃんが反応してくれることも。また、この時期はつわりがおさまり、ママの食欲が進みます。妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクを避けるために、食生活に気をつけて、体重が急激に増えないように注意しましょう。妊娠6ヵ月目によく見られる症状、妊娠6ヵ月の赤ちゃんの様子、妊娠6ヵ月目の時期に知っておきたいことや気をつけたいことなどをご紹介します。
妊娠6ヵ月目は妊娠中期のちょうど真ん中です。安定期に入り、ママの体は楽になったのではないでしょうか?体に負担をかけない軽い運動をすることで、ママの出産は楽になります。ママの体の調子に合わせて、お医者さんと相談しながら、体を動かすようにしましょう。妊娠6ヵ月の赤ちゃんは排泄機能が発達し、羊水を飲んでおしっこをするようになります。また、胎動もはっきりと感じられるようになりますよ。ワクワクなことがいっぱいの妊娠6ヵ月についてご紹介します。
妊娠6ヵ月目の一般的な症状
妊娠6ヵ月目 には以下のような妊娠の症状 を経験することがあります。妊娠中のこれらの症状はごく一般的なもので、ママによっては現れない症状があることも覚えておいてくださいね。
胸やけ:妊娠中にのどや胸に、焼けるようなヒリヒリとした感じや痛みが現れることがあります。妊娠中に分泌されるホルモン の影響で胃と食道の筋肉や弁が緩んで弱まり、胃酸が逆流するために起こる妊娠中によく見られる症状です。1回あたりの食事量を少量にする、食事の後にすぐに横にならない、香辛料の多い食事や揚げ物を避ける、チョコレートやかんきつ類なども避ける、などの方法で 胸やけを予防できるでしょう。
背中の下部の痛み:特に背中の下の部分の痛み は妊娠中によく現れる症状です。妊娠6ヵ月目には おなかが大きくなりママの体の重心がずれ、背中の下の部分が前方に引っ張られて姿勢が悪くなります。温かいお風呂に入ると症状が収まると言われています。痛みが続くようなら、お医者さんに痛みを和らげる良い方法があるかを聞いてみましょう。
ほてり:ほてりは更年期障害だけのものだと思ってませんか?そんなことはありません。妊娠中のママもホルモンの変化と新陳代謝が良くなることでほてりを感じたり、汗をかきやすくなったりします。 このような症状が出た時には上半身を冷やす、通気性の良いゆったりした服を着るなどして、水分を十分に取るようにしましょう。扇風機やエアコンを点け、できるだけ快適に過ごせるように心がけましょう。
めまい:妊娠6ヵ月目の頃には、ママのおなかが膨らんで血流が悪くなることで、ママの頭や上半身に血が届きにくくなり、めまいを起こすことがあります。めまいやふらつきを感じた時はゆっくり、そっと立ち上がり、なるべく長時間立ちっぱなしは避けましょう。また十分な水分補給を忘れないでください。
足のこむら返り:足のこむら返りに悩むママ。心配いりません。妊娠中期のママによく見られる症状です。こむら返りは一般に夜に起こりやすいと言われています。こむら返りが起こるはっきりした理由は判ってないのですが、眠る前にふくらはぎの筋肉を伸ばしたり、十分な水分を取ったり、温かいお風呂に入ったり、マッサージしたりすることで、不快な症状が和らぎ、またこむら返りの防止にもつながると言われています。
動機や息切れ:生まれてくる赤ちゃんのことを考えただけで、ママの鼓動はドキドキと早くなるかもしれません。妊娠中のママの心臓は妊娠前と比較して、50%ほど多くの血液を送り出しているのをご存知ですか?息切れや動悸が続く時は、すぐにお医者さんに相談しましょう。
妊娠6ヵ月目の赤ちゃんの変化
妊娠6ヵ月目を迎える頃の赤ちゃんのまぶたは閉じたままですが、目は動き始めています。おなかの中で眠っていない時には、ママの声や大きな音に驚いて、反応することもあります。妊娠6ヵ月目の赤ちゃんの肺は完全に形成されますが、まだ機能はしていません。また、指を口元に持って行き、おしゃぶりも始めています。体の重要な器官や内臓だけではなく、足や指に指紋が現れるのもこの頃です。
妊娠6ヵ月目の赤ちゃんの大きさは?
妊娠6ヵ月目の赤ちゃんは、メロンぐらいの大きさです。身長は30㎝、体重は600gぐらいです。
妊娠6ヵ月目の赤ちゃんの状態は?
妊娠6ヵ月目の赤ちゃんは下の図のような状態です。
妊娠6ヵ月目のママの体の変化
ママは妊娠6ヵ月目に入りました。ママによって異なりますが、妊娠6ヵ月目になる頃には、妊娠前と比べて4.5~7.0キログラムほど体重が増加しているでしょう。妊娠中のママの体の変化と体重の増加で、時に気分が落ち込むことがあるかもしれません。もちろん、妊娠中に変化する体形を気に入っているママもいるでしょう。ママがどちらのタイプでも全く問題ありません。ママの体は赤ちゃんを育てると言う素晴らしい仕事をしています。体形が変わっても、自分の身体を慈しんであげましょう。ママの体に無理のない適度な運動と健康的な食生活がおススメです。体に負担をかけない軽い運動をすることで体力がついて、ママの出産は楽になると言うメリットもあります。
妊娠6ヵ月目にはママのおなかが大きくなり、体の重心の位置が変わってきます。動いたり、横になることが一苦労のこともありますね。また、この時期のセックスも結構大変です。パパがセックスをしたがっても、したがらなくても、問題ありません。
妊娠6ヵ月目はどんな時期?
妊娠6ヵ月目は妊娠中期 の真ん中の月です。妊娠20~23週目にあたります。
よくある質問
一般的な超音波検査や血液検査の他に、20週目には胎児(精密)超音波検査や胎児形態スクリーニングと呼ばれる赤ちゃんの状態を詳しく調べる超音波検査が行われます。また、ママが妊娠糖尿病にかかっていないかを調べるため、糖負荷試験(グルコーズチャレンジテスト)をします。
妊娠6ヵ月目のチェックリスト
はっきりとしたことは分かっていませんが、妊娠中のホルモン変化や寝不足、疲労が原因で、忘れっぽくなったり、集中力がなくなったりすると言われています。スマホのスケジュールやパパを使って、大事なことを忘れないように気をつけましょう。
妊娠が進んでママのおなかが大きくなると、妊娠中のセックスはしてもいいの?と不安に思うことがあるかもしれません。お医者さんに相談したり、パパとママの気持ちをシェアするようにしましょう。
「ベビーレジストリー」をご存じですか? 出産や育児に必要となるマタニティ用品やベビー用品などを含む、ママやパパが作成する欲しいものリストです。欧米では通常、ベビーシャワーの招待状と一緒にベビーレジストリーを参加者に送ります。参加者はこのベビーレジストリーリストからママとパパへのプレゼントを選びます。それにならって、ご家族や友人に欲しい出産祝いを先に伝えておくのもいいですね。
ベビーカーはもう購入済みですか?赤ちゃんと外出する時の必須アイテムですね。色々な種類があるので、ママとパパはどのタイプにするか迷ってしまうかも。ベビーカーの安全基準を満たしたSGマークの付いた製品を購入しましょう。
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