1 歳 5 ヶ月: おしゃべり大好き、手を動かすのが大好き!
生後17ヶ月になると、急速に語彙が増えてきます。動詞を言ったり、単語をつなげたり、短い文章を話せる子どもも出てきます。手や指の動きも日増しに良くなっていきます。生後17ヶ月の幼児の成長をどのようにサポートすればいいのかも一緒に見ていきましょう。
幼児期の成長の節目
子どもにはそれぞれ個性があり、成長には個人差があります。成長には個人差があると言うことを知ったうえで、以下のような特徴が見られる時期は前後すると言うことを心に留めておきましょう。これらの特徴が早く現れる幼児もいれば、生後17ヶ月になっても現れない幼児もいます。
動詞を使うようになる:言葉をはっきりと話すだけではなく、 “行く” とか “飲む”などの動詞を話すようになります。 また、 “上” “下” 、“中” “外”などの方向を示す単語も判り始めます。 “滑り台を滑る” とか “上にジャンプする”なども言えるようになるでしょう。
語彙が増える:語彙が急速に増えていきます。特にお気に入りのおもちゃ、人、体の部分に関する単語が言えるようになってきます。“ボールが欲しい”などの2語文や3語文などを言えるようにもなりますよ。
手と指の動きが発達する:親指と人差し指を使って上手に小さなものをつまむようになります。手を動かして紙に落書きをしたり、粘土をこねたり、丸めることができるようになります。
1 歳 5 ヶ月の幼児の成長をサポートしましょう
生後17ヶ月の幼児の成長をサポートするためにママやパパができることをまとめてみました。
物の名前を教えてあげましょう:例えば、フライパンは料理をする時に使うものなどと言うように、毎日使う物の名前や使い方を教えてあげましょう。言葉の意味を知ることで、語彙がますます増えていきますね。お人形などを使いおままごとをしながら、遊びの中で語彙を増やしていくのもいいアイデアですね。
歯みがきの時間を楽しく: 歯や口の健康と歯みがき習慣は早いうちから身につけたいもの。歯磨き粉を幼児用歯ブラシにつけて、1日に2回は歯磨きをするようにしましょう。6~8歳になるまでは磨き残しがないかを確認してあげましょう。そして、最後にママとパパが仕上げ磨きをしてあげてください。歯磨きの時間をより楽しい時間にするための方法は?歯を磨いている2~3分間、子どもの好きな音楽をかけるのはどうでしょう?歯磨きをする時間は2~3分間が理想的だと言われています。正しい歯みがき習慣を早いうちからつけていきましょう。
移行対象を持たせてあげましょう:毛布やクマのぬいぐるみなどの移行対象を持つことは、自立するまでの自然な過程です。突然夜中に起きてしまったとしても、移行対象が側にあると、安心して再び眠りにつくことができるでしょう。誤って飲み込んだりしないよう、移行対象はリボンやボタンなどがついてないものを、持たせてあげましょう。
毎日、本を読む機会を作ってあげましょう: 必要な時に取り出せるよう、車の中やマザーズバッグの中にいつも本を入れておきましょう。例えば、スーパーに買い物に行った時、ショッピングカートの中で本を読むこともできますね。本が手から落ちてしまわないよう、気をつけてあげましょう。
1 歳 5 ヶ月の幼児の食事
ママとパパの子どもは好き嫌いが多い ですか?バランスよく食べてもらうのが理想ですが、好き嫌いの多い子どもは多いですね。ママやパパが心配することはありません。この時期は体の成長スピードがゆるくなり、それが食欲にも現れてきます。また、この時期は食べ物だけでなく他のものに対しても、好き嫌いが現れる時期。せっかく作ったのに、とママがイラっとすることはあるでしょうが、成長の一段階と考え、無理に食べさせることはせず、楽しい食事時間を作りたいですね。 食事の選り好みにはどのように対応すればいいのかしら?気になるポイントをまとめてみました。
無理して食べさせない: 無理して食べさせようとすればするほど、食べるのを嫌がるようになります。どうして嫌いなのか。その理由を知り、解決策を見つけるようにしましょう。
子どもに食事を選ばせましょう:好き嫌いがあっても、栄養がたっぷりで健康的な食事を何品か出してみましょう。その中から1つを選ばせてください。食べたがらなければ、一旦下げて、お腹が空いたときにもう一度出してみましょう。 この時期の子どもには1日3回の食事と2回のおやつが理想的です。トータルで1日に必要な栄養を取るようにしましょう。
みんなで楽しい食事の時間を: 食べる時はみんな一緒に、美味しいものを楽しく食べたいですね。できれば、テレビや電話などは忘れて、1日のことを語り合いながら食べたいものです。辛い物が好きなママは、小さな子どもの料理には香辛料を控えめにしましょう。きちんと食べてくれるよう、好きなメニューを少なくとも一品は入れてあげたいですね。
食べ物をご褒美代わりにしない:子どもが何かを頑張って、褒めてあげたい時。できれば食べ物を、特にお菓子をご褒美にするのはやめておきましょう。この方法は期待外れに終わり、状況がさらに悪化する可能性もあります。
新しい食材を試してみる:嫌いなものを食べてくれるようになるまで、少なくとも10回は食べるように薦めてみましょう。上手くいったら、この方法を続けてみましょう。例えば、ブロッコリーを食べてくれるようになったら、次はカリフラワーを出してみては?とろけるチーズなどを載せたら、美味しく食べてくれるかもしれないですね。
一緒にご飯を作ってみましょう:子どもと一緒に簡単な料理を作ってみませんか? 日曜日の朝のホットケーキの粉を混ぜてもらうのは?一緒に作ったホットケーキにイチゴを載せてスマイルを作るとか、いろんな色の野菜を使って虹を作るとか、楽しいアイデアを出して盛り付けしましょう。
子どもに食事を出すときの心得
食事を出すときは、以下のことに気をつけるようにしましょう。
与える食事が熱すぎないかを確認しましょう。
香辛料、塩分、油や砂糖をたくさん使った食事は避けましょう。
小さい子どもでも食べやすいよう、食事は小さくカットしたものや潰したものをあげましょう。 (4歳以下の子どもは上手に噛んですりつぶすことができません。食事は一口サイズに切ってあげましょう。)
食事をのどに詰まらせることのないよう、食事の間は座らせた状態で与えましょう。遊んだり走ったりしながら食べると食事をのどに詰まらせるリスクが高くなります。
話をする時は食べ物を噛んで飲み込んでから、と教えてあげましょう。
1 歳 5 ヶ月の幼児の睡眠時間は?
睡眠は子どもの成長にとても大事な役割を持っています。生後17ヶ月の幼児の睡眠時間は1日あたり12~14時間ぐらい。この頃には1日のお昼寝の回数は1回に減ってくるでしょう。 安全な睡眠についてまとめてみました。
1人でベッドから出てこないよう、マットレスを一番低い所に設置しておきましょう。
ベッドの中には何も置かないようにしましょう。大きなぬいぐるみや人形があると、それによじ登ってベッドから出てきてしまうリスクもあります。
一旦、やり方を知ればベッドから出てきてしまうでしょう。そろそろチャイルドベッドへ移すのがいいかもしれません。
ベッドは窓、カーテン、電気製品や電気コードから離れた所に設置しましょう。
ベッドの上にかかるベビージム、携帯電話、おもちゃは外してしまいましょう。
1 歳 5 ヶ月の幼児の1日のスケジュール
小さな子どもがいる生活は、これまでの生活とは全く違いますね。生後17ヶ月の幼児の1日を見てみましょう。
1 歳 5 ヶ月の幼児の健康: 外に出かけよう!
天気が良ければ、公園でもお家の裏庭でもいいので、外に出かけましょう。一旦お家から外に出ると、危険なことがいっぱいあります。小さな子供と外出する時は、以下のことに気をつけてくださいね。
外へ出ないための安全対策:ママやパパの知らないうちに家の外に出ることがないよう、背が届かないところにドアロックやベビーゲートを設置したり、アラームなどを取り付けましょう。庭にビニールプールを出している時は、一人でプールに行かないように気をつけましょう。
小さな子どもはいつもそばに:交通量の多い通り、駐車場、静かな住宅街。どのような状況でも外にいる時は子どもの側にいて、安全に注意しておきましょう。
車の安全第一 : ママやパパがバックで車を駐車場から出す時は、必ず子どもがどこにいるのかを確認し、バックする車の後ろに決して行かないように注意していましょう。最近の車にはセンサーやカメラが取り付けられていますが、小さな子どもがどこにいるかは常に必ず注意しておきましょう。使わない時にも車は必ずロックしておくようにしましょう。
紫外線対策を忘れずに! 霧の日や霞がかった日でもUV対策は忘れずに。冬は雪による紫外線の照り返しに気をつけましょう。子どもの肌の機能は弱いので、しっかりと日焼け対策を取っておきましょう。 UVA とUVBから肌を守る数値がSPF 30かそれ以上の日焼け止めクリーム を外出の30分前には塗ってあげてください。また、重ね塗りをするとより効果的です。汗をかいたり、プールで使う時には日焼け止めが取れてしまうので、頻繁に塗り直してあげてくださいね。
気候に応じた服装を:夏の暑い日には、長袖のコットン素材の服を着せ、紫外線から子どもの肌を守りましょう。 子ども用の日焼け止めやつばの広い帽子も紫外線対策におススメです。
十分な水分補給を心がけましょう:外で遊ぶ時は、水分補給に気をつけましょう。脱水症状を起こす場合があるので、こまめに水分補給を心がけましょう。
水の近くにいる時は十分に注意を!海やプールに行くときは、必ず子どもの近くにいるようにしてください。
よくある質問
この時期には、以下のようなことができるようになります。
- 積み木やブロックを積み上げたり、積み上げたものを壊したりすることができます。
- 四角、丸、三角などの型はめ遊びができるようになります。
- ママやパパなどの親しい人やよく知っている物の名前を言うことができます。
- 2~4の単語をつないで文章を話すことができるようになります。
- ごっこ遊びができるようになります。
成長には個人差があります。まだできないからといって、心配することはありません。発達は1人1人違うということをママもパパも覚えておきましょう。
親としての生活: 子育てサポートネットワークづくり
子育て中、誰かに助けてもらいたいと思うことが何度かあるでしょう。こんな時には親やお友達に手伝ってくれるよう、お願いしてみましょう。 子育て・支え合いネットワーク作りのアイデアをまとめてみました。
近くに住む親やお友達にお願いする:突然にどうしても子どもの面倒を見てくれる人が必要になったら、家族やお友達は頼りになる存在ですね。
近所にネットワークを作る:特に同じ年の子どもがいる場合、頼れる仲間です。 特に引っ込み思案のママは、寂しく感じることもあるでしょう。子どもの面倒を見てもらわなければならない時、近くまで車で乗せて行ってほしい時は非常に頼りになりますね。
地域のサークルや親子の集まりに参加しましょう: 住んでいる地域のコミュニティセンターなどに問い合わせてみましょう。同じような環境の知り合いを作って、子育てに関する情報交換やアイデアを交換しましょう。また必要な時にはお互いに助け合いましょう。
子育て支援カウンセラーを探してみましょう:子育てに関するメンタルヘルスケアやカウンセリングを提供してくれます。ためらわずに家族の問題などを話してみましょう。
チェックリスト
おじいちゃんやおばあちゃんの家での安全対策:小さな子どもがおじいちゃんやおばあちゃんのお家に行くこともあるでしょう。家具の角や電気のコンセントなどお家の中の安全対策 に問題ないか、ベビーゲートが取り付けられているかを調べておきましょう。
自転車に乗せてみましょう:天気が良い日に子どもを乗せ自転車で出かけてみては?チャイルドシートは自転車の後ろに取り付けることができます。走る時にはスピードに気をつけて、子どもには必ずシートベルトとヘルメットを着用させるようにしましょう。
ペットが近くにいる時には子どもから目を離さないで!飼い犬が子どもを噛んでしまうなんてことを考えたこともないでしょう。でも、飼い犬であっても子どもが近くにいてギャーギャーと騒いでいたら、どのような反応をするかは分かりません。お家でペットを飼うお家は、ペットと子どもを二人だけにしないように気をつけてくださいね。狂犬病ワクチンなどは必ず受けておきましょう。
自分の時間も作って!よちよち歩きを始めた子どもの親はいつも大忙し。時には休んで、自分の時間を作ってくださいね。時には子どもの面倒を実家の両親やお友達にお願いしてもいいでしょう。たまには息抜きしてパパと二人で映画に行ったり、レストランへ行ったり、温泉に行ったり、散歩をしたりしてリラックスしたいですよね。
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生後17ヶ月の幼児: おしゃべり大好き、手を動かすのが大好き!
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