妊娠14週目について知っておきたいこと

ママは妊娠14週目に入りました。妊娠初期の最後の月である妊娠4ヵ月目。ママの症状が安定する妊娠中期はもうすぐ、目の前です。妊娠中期に入ると、つわりや疲れやすいなどの症状が治まるので、ママ マは元気になってきます。妊娠14週目にママが経験する症状、妊娠14週目の赤ちゃんの成長についてご紹介します。

妊娠14週目に知っておきたい大切なポイントは？

妊娠14週目に知っておきたいポイントをまとめました。

• 妊娠14週目の赤ちゃんは、小さな足や腕を曲げることができるようになります。手を口に持っていくという動きにつながる一歩ですね。また、嗅覚や味覚が発達します。

• 赤ちゃんの外見が、出産時に見るヒトの形に近づいてきます。

• 赤ちゃんの皮膚が厚みを増し、産毛が生え始めます。

• 妊娠14週目になるとママのおなかの膨らみが目立ち始めます。マタニティアルバムを作ろうと考えているママは、妊娠14週目ぐらいから写真を撮り始めましょう。

妊娠14週目：赤ちゃんの発達

妊娠14週目の赤ちゃんは多くのワクワクする成長を遂げていきます。妊娠１4週目の赤ちゃんには何が起こるのでしょう？一緒に見ていきましょう。

• おなかの中の赤ちゃんは新しい動きをし始めます！目が動き始め、小さな足や腕を伸ばしたり、曲げたりすることができるようになります。

• 嗅覚や味覚が発達し、赤ちゃんの皮膚が厚くなってきます

• 産まれてくる赤ちゃんの頭に毛が生えているかどうかは、産まれるまで分かりません。妊娠14週目には、毛根を包む組織である毛包が皮膚の表面に形成され始めます。

• 妊娠期間が進むにつれ、赤ちゃんの外見は出産時に見るヒトの形に近づいてきます。

• この時期には外性器は完全に発達してきますが、妊娠14週目の時期では赤ちゃんが男の子か女の子かは、はっきりとは判らないでしょう。

妊娠14週目は妊娠何ヵ月目になるの？

妊娠14週目は妊娠4ヵ月目 です。妊娠初期の最後の月に当たります。妊娠の症状が楽になる妊娠中期はもうすぐです。

妊娠14週目の赤ちゃんの大きさは？

妊娠14週目の赤ちゃんの大きさはどれくらいでしょう？7センチ程度のネクタリンの大きさです。

妊娠14週目の赤ちゃんの様子は？

下のイラストは、妊娠14週目のおなかの中の赤ちゃんの様子を表しています。ママのおなかの中での赤ちゃんの状態を確認しておきましょう。

妊娠14週目のママの体の症状は？

妊娠14週目になるとおなかの膨らみが目立つようになってきます。安定期と呼ばれる妊娠中期 まであともう少しです。

• 体力の復活：妊娠中期になると多くのママが体力の復活を感じます。妊娠後期に入ると体が重く感じ、疲れやすくなるので、安定期に入ったら、この時期にできることをやっておきましょう。

• 奇麗な髪になっている！？：ママの思い過ごしではありません！妊娠中のママの多くが髪の量が多くなり、普段よりも早く伸びると言う経験をしています。この時期の妊娠中のママが経験する身体的変化の1つです。

妊娠14週目:ママの症状

妊娠はママによって違います。ママが妊娠中に経験する症状が別のママには出ないことももちろんあります。妊娠14週目のママがよく経験する症状をまとめました。どのような症状を経験するのかあらかじめ知っていると安心ですね。

• 母乳の漏れ：おっぱいから粘りのある黄色い液体が漏れているのに気がついた妊娠中のママもいるでしょう。これは初乳と呼ばれるもので、出産後の数日間、母乳が出る前に出てくる特別な母乳です。最初は驚くでしょうが、これは妊娠中によくある症状です。母乳パッドなどを使って漏れてきた母乳を吸い取りましょう。

• 鼻詰まりの症状：アレルギーや風邪が原因であることもあれば、妊娠中の症状であることもあります。妊娠中に鼻詰まりを感じて息がしにくいようであれば、プロゲステロンのホルモンの影響かもしれません。この症状は妊娠性鼻炎とも呼ばれ、残念ながら症状を軽くする対処法はあまりありません。水分補給を十分に行ったり、加湿器を使用したり、鼻が乾燥しないように鼻孔にワセリンを塗ったりすると症状が軽くなると言われています。生理食塩水なども症状を軽くすると言われています。

• 食欲の増加：ママにようやく食欲が戻ってきました! つわりのピークを過ぎて食欲が少しは出てきましたか。食欲が旺盛になるのはよいですが、健康的でバランスの取れた食生活を心がけましょう。妊娠前の体重によって妊娠中の理想的な体重増加は変わってきます。妊娠前の体重が標準体重の範囲内だったママは、、妊娠前の基本摂取カロリーに＋300カロリーほどが目安です。（双子の場合は+600カロリー）ここで標準体重とは妊娠前のBMI値 (体格指数)が18.5～24.9の間の値を指しています。 妊娠中の栄養バランス を参考にして、バランスの取れた食生活を目指しましょう。

• 足のこむら返り：妊娠中期に入り、夕方や夜に足のこむら返りを経験するママもいます。眠る前にストレッチをする、十分な水分を取ることでこむら返りの症状を抑えることができると言われています。妊娠14週目のママが足のこむら返りやふくらはぎに強い痛みを感じたら、筋肉マッサージや、温かいシャワー浴びる、お風呂に入るなどしてみましょう。

妊娠14週目：ママのおなかの大きさは？

ママによって妊娠の状況は違いますが、妊娠14週目ぐらいからおなかの膨らみが目立つようになります。最初、ジーパンがちょっときつくなったかなと感じるぐらいでしょう。もちろん、おなかが目立ち始めるのがもう少し後のママもいます。

妊娠14週目の妊婦健診ぐらいから、ママのおなかや子宮の大きさを確認するようになります。子宮底長(子宮のてっぺんから恥骨の上までの長さ)を計ります。

妊娠期間中、ママの子宮は上に上がってきて、骨盤からせり出してきます。妊娠14週目ぐらいには、子宮を支える円靭帯帯、腰や足の付け根が大きくなった子宮に引っ張られて痛むことがありますが、妊娠中によく感じる不快な症状です。心配なことがあれば、お医者さんに相談しましょう。

赤ちゃんの動きはいつからわかるのでしょう？妊娠14週目に赤ちゃんの動きを感じるの？疑問に思うママもいるでしょう。妊娠14週目のおなかの中の赤ちゃんは動いたり、手足を伸ばしたりしていますが、まだ小さいので、ママが胎動を感じることはありません。胎動をいつから感じる ようになるの？初めて妊娠するママは妊娠20週目、出産の経験があるママは妊娠18週目頃から胎動を感じることが多いです。なお、胎動を感じる時期には個人差があります。

妊娠14週目:ママの様子は？

妊娠14週目は妊娠4ヵ月目です。妊娠14週目のママのおなかはどのような感じなのでしょう？下のイラストを参考にしてみましょう。

妊娠14週目:ママのやること・気をつけること

妊娠14週目だけではなく、妊娠期間中を通じてママに気をつけてもらいたいことはたくさんあります。歯科検診や衛生管理など、妊娠14週目のママが気をつけたいポイントや知っておいてもらいたいことをまとめました。

• 最近、歯医者さんに行きましたか？まだ行っていなければ、歯医者さんで歯科検診と歯の掃除をしてもらいましょう。歯肉炎や歯周病を防ぐために妊娠中の歯や歯茎のケアはとても大切です。

• ウイルスや細菌には気をつけましょう！ 妊娠中は免疫力が低下します。風邪やインフルエンザにかかってしまうと、症状が普段よりも悪化してしまうでしょう。インフルエンザの予防接種を受け、手洗いやうがいを忘れず、衛生状態に注意を払い、病気の人には近寄らないようにしましょう。

• 出産準備クラスやマタニティクラスについて考えていますか？ ママの住むエリアでどのようなマタニティクラス が開催されているのかを調べてみるいい機会ですね。

• 双子を妊娠している妊娠14週目のママは、体重の増え具合について疑問があるかもしれません。ママの体重の増加が理想的か、お医者さんに聞いてみましょう。 双子を妊娠している時はどのような症状があるのでしょう？双子を妊娠している時の多胎妊娠の症状 について予め調べておきましょう。

妊娠14週目:お医者さんに聞いてみましょう

妊娠中、疑問や質問がたくさん出てくるものです。妊婦健診は、妊娠中のママが普段から疑問に思っていることをお医者さんに聞くいい機会ですね。妊娠14週目のママが疑問に思うことなどを下に書き出しました。

• ママは妊娠14週目。理想的な体重増加 をたどっているでしょうか？ ママのBMI 値や個人的な要素をもとにお医者さんに理想的な体重増加に関するアドバイスをもらいましょう。パンパースの妊娠中の体重増加確認ツール を使って、確認してみましょう。

• 妊娠中、どのような運動がおススメ？妊娠中期に避けたい運動は？

• 気分がすぐれないときなど、妊娠前に使ってた市販の薬を妊娠中に飲んでもいいの？

• 妊娠中期に受けるべき出生前診断は？どのようなリスクやメリットがあるの？

• 妊娠14週目に 項部透過性(NT)超音波検査を受けるべき？

妊娠14週目のチェックリスト

ママは妊娠14週目。妊娠初期の最後の妊娠月に入りました。妊娠中期はもうすぐです。妊娠14週目のママにやってもらいたいことをまとめました。

• 近所で開催されている出産準備クラスを探してみましょう。気に入ったクラスがあれば、申し込みましょう。

• 歯科検診を受けましょう。

• 家族やお友達への妊娠の報告をすませましたか？ワクワクするような妊娠の報告の仕方を考えたいですね！

• 妊娠中期 にはどのようなことが待っているのでしょうか？あらかじめ知っておきましょう。

_{本記事の内容について 本記事に掲載されている情報は、信頼のおける医療機関や政府機関からの情報にもとづいたものです。 参考及び参照のリンクにつきましては、以下をご参照ください。また、掲載された内容につきましては十分な注意を致しておりますが、医療従事者などの専門的な意見に取って代わるものではありませんので、ご注意ください。 診断や治療法につきましては、必ず 医療従事者などの専門的な意見を聞いていただきますよう、お願い申し上げます。}