Happy Life アドバイス《もうすぐママ》 - 8. ママにとってパパが頼れるパートナーであるために

妊娠期間中 および出産後のママの心と身体には様々な変化が起こります。パパとなって大変でしょうが、妊娠中と出産後のママの変化を知ってサポートしてあげてくださいね。

入院中の練習もかねて、今からパパも家事に挑戦!

自由に動けないママのお手伝いは、おなかのベビーのために今パパができることのひとつです。重いものを持つときや高いところにあるものを動かすとき、パパに手伝ってもらうことはもちろんですが、もしもの場合にそなえて、買い物や外出もできるだけパパといっしょに出かけます。また、入院中の練習を兼ねて、できるだけパパにも掃除や料理に挑戦してもらいましょう。ママがおなかでベビーを育んでいるように、パパの子育てももう始まっているのです。

見えないトラブルもケアしてね!

この時期のママは、腰が痛くなったり、足がつったりしやすくなっています。腰が痛くなるのは、出産にむかってゆるんでいく骨盤を支えようとして筋肉が緊張して疲労するために起こる一種の筋肉痛です。足がつりやすいのは、体重が増えて姿勢も変わるために足に負担がかかるばかりでなく、栄養をおなかのベビーに優先的に送っているためにママの栄養バランスが悪くなっていることも関係しています。 腰痛や足のつりは、軽いストレッチで予防することができますが、たまには夫婦のコミュニケーションも兼ねてパパにマッサージしてもらってもいいですね。

ママが一番ほしいのは、 パパの「理解」

出産を目前にひかえ、不安やホルモンの関係で、ママはイライラすることが多くなっています。そんなときはパパは、精神的にママをサポートしてあげましょう。黙ってママの話を聞いてあげるだけで十分です。ママたちへのアンケート調査でも、「大変さをわかってほしい」がパパに望むことの第1位にあがっています。 そして、思いやりの気持ちを、ぜひ言葉にしてママへ贈ってあげてください。パパからのやさしい一言は、何よりのプレゼントです。おなかのベビーも、妊娠16週ごろから音を聞いているといわれています。パパのやさしい声も、きっと聞えていることでしょう。

●パパから言われて 嬉しいかった言葉のベスト5(P&G調査より)

  1.ありがとう   2.かわいい・きれい   3.がんばってるね   4.愛してる   5.ずっと一緒にいよう

パパのやさしさが、おなかのベビーを育むメカニズム

ほんの少しの気づかいでも、ママが幸せを感じると、おなかのベビーの生育にとてもよい影響をおよぼします。それは、ママがリラックスすることで血管が広がって血流がスムーズになり、ベビーの成長に必要な栄養と酸素をたっぷりと子宮へ運ぶからです。さらに、免疫物質も活発につくられるなど、いいことづくめです。パパのやさしさは、ママを喜ばせるばかりでなく、おなかのベビーの成長までも促すのです。

ご存知ですか?イクメンプロジェクト

パパの育児参加を、日本中が応援していることをご存知ですか?
厚生労働省では、現在、「育てる男が、家族を変える。社会が動く。」をキャッチフレーズに、イクメンプロジェクトを推進中。男性の育児参加をサポートする環境づくりが始まっています。パパの育休体験や企業の取り組み事例、資料など、詳しくはイクメンプロジェクトのホームページをご覧ください。
https://ikumen-project.mhlw.go.jp/

すべては、ベビーとのスキンシップからはじまります

ベビーのお世話のなかで、比較的パパにも手伝いやすいのが、おむつ替えです。ママが不在のときに慌てる前に、練習しておきたいものですね。

(1)紙おむつとおしり拭きを用意します。 → (2)うんちの汚れを落とします。 →
(3)股のところをキレイにします。 → (4)ベビーのおしりを軽く持ち上げ、新しいおむつに取り替えます。 →
(5)左右均等、指が1~2本入るゆるさにテープを止めます。 → (6)股とウエストのギャザーを外側に整えて、完了です。

《体験談》

あまりにも小さいお尻に、最初はおっかなびっくりでした。ゆっくりとお尻を拭いていたら、そのうちにおしっこをビュー。手際良くしないと大変だな、ということを実感しました。顔を見ながらオムツを替えていると「あー、父親になったんだなー」と幸せな気分になります。 わが子の世話が、こんなに楽しいとは思ってもいませんでした。

本記事の内容について
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