赤ちゃんの夜泣きの原因と対策
生後6~7ヵ月後になり、ようやく赤ちゃんは昼と夜の区別がつくようになってきました。これは赤ちゃんの生活リズムができてきたと言うことですが、安心してはいけません。この時期から夜泣きが始まることがあります。赤ちゃんが泣き止まない理由が判らず、ママやパパがイライラしてしまうこともあるでしょう。赤ちゃんの夜泣きの原因や夜泣き対策など、赤ちゃんの夜泣きについて学びましょう。
赤ちゃんの夜泣きとは?
生後2~3ヵ月から1歳半 ぐらいの赤ちゃんが夜に急に泣きだし、泣きやんでくれないことがあります。おむつが汚れているわけではない。部屋の温度や着ているものも大丈夫。寝る前までは機嫌がよかったのに、何で泣いているの?おなかが空いている?熱がある?何かの病気かも?
赤ちゃんが毎晩何時間も激しく泣くので、最初は心配してあやすものの、最後にはママやパパは疲れ切ってしまいます。ご近所の目も気になりますね。赤ちゃんが泣いている原因が判らず、いつまでたっても泣き止んでくれないようであれば、それは赤ちゃんの夜泣きかもしれません。
夜泣きではなく、寝言泣きのことも?
赤ちゃんも大人と同様、浅い眠りになった時に寝言を言います。ただ、まだ話すことができないので、寝言を言うのではなく泣いてしまうのです。これを寝言泣きと言います。寝言泣きをするたびに寝かしつけをすると、クセになってしまうことも。泣いてもすぐにあやしたりせず、数分放っておくと、再び眠ってくれることもあります。
赤ちゃんの夜泣きには赤ちゃんの眠りのサイクルが関係している?
赤ちゃんも大人も一晩中、同じ深さで眠っているわけではありません。一晩のうちに浅い睡眠(レム睡眠)と深い睡眠(ノンレム睡眠)を繰り返します。赤ちゃんの睡眠は、大人と比べると浅く、また浅い睡眠と深い睡眠のサイクルも短くて、何回か繰り返されます。赤ちゃんと、大人の睡眠を見てみましょう。生後3ヵ月頃の赤ちゃんは、およそ50~60分のサイクルで深い睡眠と浅い睡眠を繰り返しています。2歳頃のサイクルは75分となり、大人になると90~100分のサイクルです。赤ちゃんが夜中に起きるのは、浅い睡眠になった時に目を覚ましやすいことが理由ですが、月齢を重ねるごとに、まとまって眠るようになっていきます。まだ小さな赤ちゃんが夜中に何度も目を覚ましたり、ちょっとした拍子にすぐに起きて泣くのは、赤ちゃんにとっては自然なことなのです。
赤ちゃんの夜泣きの原因は?
約7割のママが赤ちゃんの夜泣きを経験すると言われています。ただ、赤ちゃんの夜泣きの原因やしくみは実際のところは詳しく分かっていません。熱が出ている、おなかが痛いなどの体の不調によるものもありますが、部屋の環境、赤ちゃんの心身の疲労、眠る前の興奮や不安にもよるようです。夜泣きは通常、乳児期~2歳頃までみられます。10ヵ月前後で落ち着いてくるという場合もあるようですが、これには個人差があります。おなかが空いていたり、オムツが汚れている、厚着し過ぎている、体調が悪い、などのはっきりした泣く理由がある時は、不快感を取り除いてあげましょう。これらの中に当てはまる具体的な原因が見つからなければ、「生活リズム」が原因のものと、「寝かしつけ」が原因のものがあると考えられています。心当たりのあるママやパパもいるかもしれません。確認してみましょう。
「生活リズム」が原因の赤ちゃんの夜泣き
体内時計が乱れている:早寝早起きの習慣を。朝は7時ぐらいに起こしましょう。
寝つきが悪い:入眠儀式でぐっすり夜も眠ってくれるでしょう。
お昼寝しすぎる:夕方5時以降はお昼寝させないほうがいいでしょう。日中は活動的に過ごし、意識して赤ちゃんの睡眠リズムを作っていきましょう。
「寝かしつけ」が原因の赤ちゃんの夜泣き
部屋の環境を整えましょう:室温は暑すぎないですか?部屋の明かりを暗くして、眠くなる雰囲気を作りましょう。
午後8時ぐらいまでには寝かせましょう。
手のかからない寝かしつけ方法を:ママとパパにとって楽な寝かしつけ方法を考えましょう。ねんねトレーニングを参考にしてみましょう。
基本的な赤ちゃんの夜泣き改善対策は?
赤ちゃんが夜中に泣きだし、なかなか泣き止んでくれない。こんな時はどうしたらいいのでしょう?しばらく様子を見て、泣き止んで再び眠ってくれるのを待つのも方法です。また、生活リズムや寝かしつけ、お昼寝のし過ぎなど、普段の生活で思い当たることがあれば、直していきたいですね。お日様を意識した生活を心がけ、朝になったら起きる、夜になったら寝ると言う基本を習慣づけましょう。赤ちゃんが体内時計をリセットし、生活リズムが整うようにサポートしてあげましょう。
赤ちゃんを安心させる:授乳や抱っこをしたり、あやしたり、優しく声をかけてあげましょう。ベッドにそっと寝かせ、「ここで寝ても大丈夫」だと言うことを分からせてあげましょう。抱いて外に散歩に行ったり、おっぱいやミルクを与えておなかをいっぱいにしてあげると、すぐに眠ってくれることも。
日中の過ごし方の工夫をする:天気のいい日に外に連れ出したり、室内で遊ばせたりする。たくさん体を動かすと、夜はゆっくりと眠れますね。お日様が出る朝7時ごろには起こす、夜は8時には寝かしつけなど、月齢に合わせた生活リズムを作ってあげることで、寝付きがよくなるでしょう。
よくある質問
まずは、泣いている原因を突き止めましょう。おむつ交換、おなかが空いている、などの具体的な理由があれば、取り除いてあげましょう。具体的な理由が見つからない場合、生活リズムを整えるようにサポートしてあげたり、赤ちゃんの気持ちが落ち着くようにしてあげましょう。
赤ちゃんの夜泣きで眠れないのは辛いですね。でも、ママがイライラしていると、赤ちゃんにもイライラが伝わって眠ってくれないことも。寝かしつけについて、パパやお友達にも話してみましょう。ママ友からいいアドバイスをもらうこともできますね。地域の保健センターや子育て支援センターに相談するのもいいアイデアですね。赤ちゃんと一緒にお昼寝するのも1つの方法です。
赤ちゃんの夜泣きについては、まだ原因がよく判っていないのが本当のところ。夜泣きは赤ちゃんの脳の発達と関係するという報告もあります。赤ちゃんの夜泣きの原因が、赤ちゃんの睡眠時間が長くなってきたから、赤ちゃんが成長している証拠だと判ると、夜泣きの大変さも少しは楽になりますね。必ず赤ちゃんが朝まで眠ってくれる日がきます。それまではママとパパも眠ることができずに大変ですが、2人で交代で面倒を見る、昼寝をする赤ちゃんと一緒に眠る、家事は多少手抜きする、などママとパパが協力しながら、お互いの休む時間を確保しましょう。夜は赤ちゃんと一緒に眠り、朝少し早く起きて家事をしてもいいですね。夜泣きが収まらずに疲れてしまった、ストレスがたまった時には、お友だちや家族、専門家や地域の保健センターに相談してみましょう。
本記事に掲載されている情報は、信頼のおける医療機関や政府機関からの情報にもとづいたものです。 参考及び参照のリンクにつきましては、以下をご参照ください。また、掲載された内容につきましては十分な注意を致しておりますが、医療従事者などの専門的な意見に取って代わるものではありませんので、ご注意ください。 診断や治療法につきましては、必ず 医療従事者などの専門的な意見を聞いていただきますよう、お願い申し上げます。
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