離乳食の豆腐はいつから赤ちゃんに食べさせてもいいの?

豆腐の原料である大豆は、「畑のお肉」とも呼ばれるほど栄養が豊富です。豆腐に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きがあり、更年期障害の諸症状の改善や、骨粗鬆症の緩和に効果があるといわれています。また、メラニンの生成を抑えることから、肌への美容効果も認められています。赤ちゃんが食べる最初のたんぱく源として、栄養があり、消化吸収されやすく、やわらかくてくせのない優しい味の豆腐は離乳食として最適の食材。ただアレルギーの心配があるので、初めて与えるときは注意が必要です。新鮮な豆腐を加熱調理して使いましょう。

豆腐にはどんな栄養があるの?

豆腐の原料である大豆は「畑のお肉」と呼ばれ、タンパク質を始めカルシウム、ビタミンE、マグネシウム、鉄分、カリウムなど、赤ちゃんの成長や発達に必要な栄養素を豊富に含んでいます。また大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きがあり、大人にもおススメの食材です。

どんな種類の豆腐があるの?

豆腐に絹ごし豆腐と木綿豆腐があるのは、よく知られていますね。どんな料理に適しているのかは、食感や経験によって使い分けているママパパがほとんどだと思いますが、栄養価の違いはご存じですか。一般的に、木綿豆腐は作る過程で水分を絞るので栄養分が凝縮されるので、タンパク質・カルシウム・鉄分が絹ごしよりも多く含まれ、逆に絹ごし豆腐には、ビタミンB群やカリウムが木綿よりも多いと言われています。

赤ちゃんはいつから、どの種類の豆腐を食べられる?

離乳食の初期から豆腐を食べさせることができます。離乳食初期の頃は、なめらかでやわらかく食べやすい、絹ごし豆腐から始めましょう。生後9ヵ月 頃からは歯茎でつぶせるようになってくるので、その頃からは木綿豆腐を与えてもよいでしょう。また与える際は過熱が必要ですが、加熱し過ぎるとすがたって硬くなってしまうので、軽くゆでる程度にしてください。

月齢ごとの豆腐のかたさや大きさの目安は?

離乳食として与えたい栄養価の高い豆腐。豆腐はどれぐらいのかたさの物や大きさのものをあげればいいのでしょう?下にまとめました。

離乳食初期:軽くゆでた後、お湯またはだし汁ですりつぶしてペースト状にする 離乳食中期~後期:加熱して、5mm程度の角切りにする

離乳食完了期:指で潰せるぐらいに柔らかく加熱して、1cm程度の角切りにする

豆腐の原料である大豆は、「アレルギー20品目食品」に含まれているので、初めて与えるときは注意が必要です。加熱した絹ごし豆腐を、万一に備えて小児科が開いている時間内に与えましょう。食物アレルギー 反応は数時間経ってから出てくることもあるので、午前中に与える方が安心です。下痢や嘔吐、湿疹などの症状がみられる場合は、すぐお医者さんに連れて行きましょう。

豆腐は冷凍保存できる?

豆腐を冷凍すると、硬くなるのでおススメできません。ペーストにした豆腐は、冷凍しても大丈夫です。

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赤ちゃんに食べてもらいたい豆腐のレシピは?

豆腐は離乳食の初期から使えるたんぱく源です。必ず加熱して使いましょう。離乳食最初の時期は、なめらかな絹ごし豆腐が食べやすくておススメです。水で長時間煮ると、かたくなることもあります。薄く味付けしただし汁などで煮ることで、かたくなるのを防ぐことができます。

離乳食初期:豆腐のだしペースト 湯通しした絹ごし豆腐をだし汁でのばし、すりつぶす。

離乳食中期:人参と豆腐煮 やわらかくゆでて5mm程度の角切りにした人参と、同じく5mm程度の角切りにした豆腐をだし汁に入れ、沸騰したら片栗粉でとろみをつける。

離乳食後期:豆腐ハンバーグ つぶした豆腐と鶏ささみの挽肉、ゆでて細かく刻んだ青菜(小松菜・ほうれん草など)を混ぜて、粉ミルクと水(豆乳も可)、片栗粉を混ぜて小判型にまとめ、フライパンで焼く。

離乳食後期には手づかみ食べを始める赤ちゃんもいます。豆腐入りのおやきなど、持ちやすいサイズに成形しましょう。 

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よくある質問

離乳食の初期から豆腐を食べられます。

おわりに

豆腐は、赤ちゃんだけでなく家族みんなにおススメの栄養がいっぱい含まれている食材です。味が淡泊なので、何と混ぜても相性がよく、煮ても焼いても揚げても生でもおいしいですよね。上手に活用して家族みんなで元気になりましょう!

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