<小児科医監修>生後5ヵ月の赤ちゃんの成長:大きさ倍増、喜び倍増

生後5か月

大きさ倍増、喜び倍増

赤ちゃんが生まれて5ヵ月が経ちました。すくすくと成長しているのではないでしょうか。生まれた時と比べて赤ちゃんの体重はおおよそ2倍になっていることでしょう。大きくなっているのは赤ちゃんの体だけではありません。赤ちゃんの世界も広がっています。視力も少しずつアップしますし、赤ちゃん言葉をたくさん話しているのではないでしょうか。生後5ヵ月目の赤ちゃんの成長と発達、そして、この時期の赤ちゃんはどんなワクワクするようなことを学んでいくのかを見ていきましょう!

生後5ヵ月の赤ちゃんの成長の特徴

赤ちゃんが生後5カ月になりました。どんなワクワクが待っているのでしょうか。そして、ママ・パパにはどんな課題があるのでしょうか。早速見ていきましょう。

生後5ヵ月の赤ちゃんの成長と身体的発達

赤ちゃんにも個人差はあり、それぞれのペースで成長と発達をしていきます。通常、赤ちゃんが生後5ヵ月になる頃には、出生時の体重 のおおよそ2倍になっています。乳児健診では赤ちゃんの成長曲線をチェックして、赤ちゃんが順調に成長しているかを確認してもらえるでしょう。

赤ちゃんの知覚・感覚: 赤ちゃんは赤と青がお好き

赤ちゃんの視力はさらに発達していき、生後5ヵ月では、これまでよりもさらに遠くが見えるようになります。赤ちゃんは一般的に、赤や青などのはっきりした色を好んで見ているようです。カラフルな模様や複雑な模様が描かれた絵本や絵をどんどん見せて、赤ちゃんの世界を広げてあげましょう。

赤ちゃんの動き: 強い筋肉を作っていく

赤ちゃんはどんどん成長して、筋肉も作られていきます。生後3~4ヵ月の赤ちゃんは、首がすわってきます。中には、うつ伏せ寝の状態で頭や胸を上げることができるようになる赤ちゃんもいます。また、首周りの筋肉や、お腹や背中の筋肉も強化されていきます。一生懸命に足を動かして、うつ伏せの状態で前や後ろに動こうとします。一生懸命に頑張っている赤ちゃんはとても可愛いですよね。

赤ちゃんの性格: 赤ちゃんは経験を積んでいく

赤ちゃんが何度も繰り返しガラガラなどを落とすと、ママ・パパは段々とイライラしてくることもあるかもしれません。しかし赤ちゃんにとっては重要な遊びであって、決してママ・パパをイラつかせるためではないことなので、赤ちゃんに危険がない限り、繰り返しやらせてあげましょう。でも、赤ちゃんが飲み込んだり、割れたりする危険のあるもの、鋭くとがったものなどは、赤ちゃんに渡さないようにしましょう。思わぬ事故につながる場合もあります。ベビーカーでおうちの外に出て、たまには太陽の下で日射しを浴びることも、骨を強くする上で重要です。近所を一緒に散歩したり、話しかけたり、新しいものを見せて、赤ちゃんの好奇心に応えてあげましょう。

赤ちゃんの成長をサポートしましょう

赤ちゃんは首周りと肩の筋肉を強くするために日々頑張っています。1歳までの間に、お座りや寝返りをうったり、ハイハイをしたり、そしてついには歩くことができる ようになる為に、これらの筋肉を成長させます。これらのことができるように、うつ伏せ運動を実践しましょう!できれば1日に2~3回ぐらいはうつ伏せ運動をさせてあげたいですね。赤ちゃんに体力と自信がつくので、お勧めです。うつ伏せ運動をする時は、赤ちゃんがうつ伏せで眠ってしまわないように、ママ・パパは決して赤ちゃんの側から離れないであげてくださいね 。

生後5ヵ月の赤ちゃんの授乳の目安

生後5ヵ月の赤ちゃんは、母乳やミルクにかかわらず、1回の授乳で120~180ml位の量を飲ませるのが目安です。赤ちゃんの体が発達している間は、もっと飲みたがることもあります。これは赤ちゃんが生後6ヵ月ぐらいの時によく見られます。授乳 で赤ちゃんのお腹が空いているようであれば、もっと飲ませてあげましょう。

さて、授乳の後のママやパパのお仕事といえば?そうです、おむつ交換タイムです!おむつの交換はワクワクするものではないかもしれませんが、ママ・パパが赤ちゃんと肌で触れ合える大事なスキンシップのひとときです。毎日使うおむつも、パンパースアプリ でポイントをためれば、色々なギフトと交換できるので、楽しみが増えますね。

生後5ヵ月の赤ちゃんの睡眠時間は?

生後5ヵ月になると、夜しっかりと眠る赤ちゃんが増えますが、パッと目が覚めてしまう赤ちゃんもいます。個人差がありますが、深夜・夜中の授乳はもう必要なくなることもあるでしょう。この時期の赤ちゃんはまだ日中のお昼寝が必要で、恐らく3-4時間はお昼寝をします。赤ちゃんのねんねトレーニング を参考にしてくださいね。

睡眠退行という言葉を聞いたことがあるでしょうか?赤ちゃんは成長するにつれて、大人のように夜にまとまった時間、連続してしっかりと眠るようになります。でも、これまでよく寝ていた赤ちゃんが、突然夜泣きをしたり、夜中に起きたりすることがあり、これらは睡眠退行と呼ばれています。睡眠退行は、脳の発達など、変化のある成長の節目によく起こると言われています。生後4ヵ月~1歳半より前に睡眠退行が現れやすいとされ、何度も繰り返し起こることもあります。必ずしもすべての赤ちゃんに睡眠退行が現れるわけではありません。現れても、月齢が進むにつれて睡眠退行を起こすことは少なくなり、1歳半以降ではまれになりますので、慌てないでくださいね。

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*赤ちゃんの最近の測定値を入力**: **出典:世界保健機関

生後5ヵ月の赤ちゃんの1日のスケジュール

生後5ヵ月にもなると、昼間に起きている時間が長くなります。夜はしっかりと寝てくれるようになります。朝は明るくなったらカーテンを開けて起こし、太陽の光を浴びて、体内時計をリセットさせてあげましょう。この時期の1日の授乳の回数は、平均5回ぐらいが目安です。1回の授乳の量が増えて、授乳の間隔が空くようになります。また、離乳食を始めるタイミングでもありますが、栄養の中心はまだ母乳やミルクです。また、この時期の赤ちゃんは、夜泣きが始まることがあります。夜泣きの原因ははっきりとは判っていませんが、赤ちゃんの脳が発達して、日中に多くの刺激を受けることが原因だと言う人もいます。夜泣きはいずれおさまることが多いです。ママもパパもこの時期は大変ですが、赤ちゃんの生活リズムを整えながら様子を見ましょう。

赤ちゃんの健康: 歯茎が敏感に

赤ちゃんが元気がなかったり、泣いたりしているのを見ると、心配で落ち着きませんよね。赤ちゃんの親として、ママもパパも、赤ちゃんが安全で健康に育つようにベストを尽くしていますよね。どれだけママとパパが気をつけていても、赤ちゃんが病気になることはあります。生後5ヵ月の赤ちゃんがかかりやすい病気や健康の状態を学んでいきましょう。

  • 歯ぐずり: よだれが多く出て、泣いてぐずっている。赤ちゃんにそんな症状が出ていませんか?生後4~7カ月になると赤ちゃんに歯が生えてきます。歯が生えだした時に痛みを伴うことはありませんが、むずがゆく気になる赤ちゃんもいます。こんな時は、歯固めを用意してあげるのも良いかもしれません。歯固めには色々な形や素材のものがありますが、赤ちゃんの口に入れるものなので安全なものを選び、いつも清潔にしてあげましょう。よだれが多く出ていれば、かぶれたりしないように、すぐに拭いてあげてくださいね。特に乾燥肌になりやすいお口周りは、優しく拭いてあげてください。歯ぐずり期の赤ちゃんを落ち着かせるその他の方法は、赤ちゃんの歯ぐずり期 を参考にしてください。赤ちゃんが痛がっていたり、イライラしているようであれば、お医者さんに相談しましょう。

  • 初めての発熱:お腹の中でママからもらって蓄えてきた免疫力は段々と低下していき、この時期が最も低い時期になります。この頃から自分の免疫力を育てていくので、突発性発疹などの感染により初めての発熱を経験するのもこの時期が多いです。

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親としての生活: 体型とセルフケア

赤ちゃんが生まれてママの生活のリズムができてから、数か月が経ちました。さて、そろそろママ自身のことも考える余裕が出てきたことでしょう。やりたいことをするのは大切なことですよね。新米ママは育児で忙しく、自分のやりたいことができないことも多いでしょう。何か健康的なことを毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。多くのママは、妊娠前の体型に戻りたいと考えていますが、それはなかなか簡単ではなく、時間もかかりそう。忘れてはいけないのが「ゆっくりと確実に」ということです。ママは強く逞しい!子育て中のママができることや、ちょっと良い気分になってもらえそうなことをまとめてみました。

  • 健康的な食生活:食物繊維の多い果物、野菜や全粒粉パンなどを意識して摂る様にしてください。鶏肉や卵、魚などのたんぱく質も大切。チョコレート、ポテトチップス、アイスクリーム、キャンディーやクッキーなどのおやつや甘いものは控えるようにしましょう。それでもたまには甘いものも摂り、ストレスが溜らないようにしましょうね!

  • 運動をしましょう: お医者さんが問題なしと言ったら、軽い運動 をいつもの生活に取り入れてみましょう。ゆっくりと時間をかけて妊娠前の体の状態に戻していきましょう。負荷の強い運動をたまにするよりも、負荷が軽くて気楽にできる運動を週に何日かなど、継続して行うことが重要です。

  • 自分の時間を作る:赤ちゃんのお世話で忙しいママが、自分の時間を作るのはとても難しいでしょう。でも、上手にバランスを取りたいですね。お友達と映画に行ったり、赤ちゃんをおじいちゃん、おばあちゃんに預けてパパと二人だけでデートをしたり、マッサージに行ってみたりなどして、自分の時間を作りましょう。ママが疲れてちょっと休みたい時には、パパや家族、ベビーシッターさんにお願いをして、手伝ってもらいましょう。1人だけで無理をしないで、周りの人にどんどん助けてもらってください!

生後5ヵ月のチェックリスト

  • 活動的な赤ちゃんにとって、お家の中が安全かどうかをもう一度確かめてみましょう。 赤ちゃんに絡む恐れのある電気コードやケーブル、コンセントなどは赤ちゃんが触れられないようにし、倒れたり落ちてきたりするような重いものはしっかりと固定する。テーブルや本棚などの家具の角も何かで覆っておきましょう。赤ちゃんのいるスペースで仰向けになるなど、赤ちゃん目線で家の中にどんな危険が潜んでいるかをチェックしてみましょう。階段のあるお家では、ベビーゲートを取りつけるのを忘れないようにしてください。家庭での赤ちゃん安全対策 を参考にして、赤ちゃんの安全対策にしっかりと取り組みましょう。

  • 生後6ヵ月の赤ちゃん について知っておきましょう。

  • パンパースに登録すると、子育てに関するニュースレターを受け取れます。

よくある質問

まだ睡眠リズムが未熟なので、夜中にお腹が空いているときや、おむつが気持ち悪い時に目が覚めてしまうこともあります。お腹も空いていなくて、おむつの交換も必要でない時は、再び眠らせてあげましょう。 夜中に赤ちゃんが突然起きてしまったら、赤ちゃんの睡眠のリズム を参考にしてみてくださいね。

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