3歳児健診:何を診ているの?
3歳児健診に子どもを連れて行くのはとても楽しいですよ。何が起こっているのか興味津々で、進んで協力してくれます。名前や、毎日の生活に関して、お医者さんや看護師から聞かれた質問にも上手に答えてくれるでしょう。自分の体のことにもとても興味があり、2歳児ほど警戒心が強くありません。ただし、機嫌が悪くなることがあるので、お昼寝の時間やお腹が空っぽの時間帯に健診に連れて行くのは避けましょう。
3歳児健診の内容
3歳児健康診査は子どもが健康で順調に育っているかを確認し、成長や発達にかかわる病気を早期発見するための重要な健康診査です。必ず受診するようにしたいですね。所要時間は、内容にもよりますが、1時間~1時間30分程度を見ておきましょう。
身長・体重測定。ここをクリックして、成長グラフ でチェックしてみましょう。
歯科検診。3歳は虫歯になりやすい時期です。歯を守るために歯科健診を受診しましょう。歯科健診と歯磨き指導などもしてくれます。
お医者さんが子どもに質問をしたり、何かを指示して上手くできるかどうかを確認することもあります。ママやパパは側で、上手にできるかを見守ってあげましょう。お医者さんは子どもの反応を診ています。自分でやるのを側で見守ってあげましょう。
視覚検査、聴覚検査も行われます。(これまでは、保護者あるいはお医者さんが疑わしいと思った場合のみ)。初期視覚、聴覚に問題がある家族がいる場合、その病歴について医師に伝えます。
尿検査をする場合もあります。子どもが排尿時に痛みを感じるような場合、あるいは少しずつしか尿が出ない、すぐに漏らしてしまう、トイレトレーニングは終了しているのにおねしょをしてしまうなどの場合、医師に相談しましょう。
成長や精神面の健康を理解するために、子どもに絵を描くよう指示する場合もあります。家で描いたものを持って行ってもよいでしょう。
3歳児健診はどうして大切なの?
3歳児健診が終わると、小学校入学まで幼児健診はありません。今後の集団生活に困ることのないよう、気になる症状があれば、早く発見して、早い対応が大切となってきますね。3 歳は、子どもの自立心や独立心が芽生えて、人との関り方や社会性を身につけ始める大切な時期です。子どもに個人差はありますが、自分の名前や年齢が言えるようになり、食事、トイレ、服を脱いだり着たりなどの基本的な生活習慣ができるようになります。
3歳になると身体面での異常はすでに発見されているので、運動発達や精神発達、生活の指導、ママやパパの不安解消などが3歳児健診の主な目的となります。
また、走ったりジャンプしたりと身体を大きく動かす粗大運動や手や指先の運動である微細運動の発達とともに、それまで明確には認められなかった軽度の脳性麻痺、精神や運動の発達の遅れ、視覚や聴覚の異常などを見いだすことができるようになる時期でもあります。
3 歳児健診は集団生活に入る前の最後の定期健診となります。必ず受けるようにしましょう。
お医者さんが知りたいこと
前回の健診後、他の病院にかかりましたか?かかった場合、何が原因ですか?診察の結果はどのようなものでしたか?薬の処方や治療が施されましたか?
ジャンプしたり、ボールを蹴ったり、三輪車などに乗ったりしますか?
自分の名前が言えますか?
他の子ども達と仲良く遊べますか?
かんしゃく がひどくなっているということはありませんか?
お医者さんに相談しましょう
保育園や幼稚園の先生から、子どもについて気になる話を聞かされたことがあれば、お医者さんに相談しましょう。
食事や睡眠に問題があると思われる場合もお医者さんに相談します。夜間、いびきや咳が続く場合、どうすればよいか聞いてみましょう。
トイレトレーニング の進捗状況についても話します。退行現象がある場合はそのことも相談すれば、適切なアドバイスがもらえるでしょう。
このような場合にはお医者さんに必ず相談しましょう
次に当てはまるような場合は、必ずお医者さんに相談しましょう。
絵本の話についていけていない、または、興味を示さない。
常に、至近距離でテレビを見たがったり、ボリュームを上げようとしたがったりする。
見る時に目を細める。
他の子供と一緒にいても、誰とも関わりを持とうとしない。
常に不機嫌。
3歳になったが自分の名前や年齢が言えない。
このように3歳児健診は、心配事をお医者さんに相談したり、子どもがきちんと成長していることを確認したりできる良い機会です。是非、この機会をうまく利用しましょう!
よくある質問
3歳児健康診査は子どもが健康で順調に育っているかを確認し、成長や発達にかかわる病気を早期発見するための重要な健康診査です。尿検査、保健相談、歯科健診、身体計測、内科診察、育児相談を行います。
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