幼児の噛みつき:噛みつきを止めさせる
噛みつきは、1歳半3歳児によくある行為です。感情の高ぶりだけでなく、それを表現する言語能力に限界があることが原因です。5歳くらいになると、「あっち行って。私のよ!」とでも言うところ、噛みつくことで縄張りを守ろうとするのです。
なぜ噛みつくのか
噛みつく、ということに対して、親は感情の問題として捉えがちです。原始的で粗野に思えるため、親としては情緒不安定なのではないかと思いがちです。噛みつく子供は、保育園から追い出されたり、誕生日パーティーの招待から真っ先に外されてしまうこともあります。興奮して噛みついたり、嬉しくて噛みついたりすることもあります。この年齢の子供は、結果を考えて行動するということはありません。実際、ある子供が他の子供に噛みついてしまった場合、噛みつかれた子供と同じくらい本人も驚いたり動揺したりする、ということもよくあることなのです。
噛みつく子供に対処する
お子さんが誰かに噛みついてしまった場合、注意するのに時間を空けてはいけません。幼児の注意力は短時間しか継続しないため、すぐに明確な言葉で諭す必要があります。「もっと妹に優しくしましょうね。」 といった曖昧な言い回しは避けます。幼児はその言葉と自分が噛みついたことをうまくリンクさせることができません。
こう言いましょう。: 「だめよ! 噛みついていいのはリンゴやサンドイッチだけ!人に噛みつくのは絶対いけません!」
噛みつき返しても効果はありません。噛みつきはしてもよい行為なのだと思わせるだけです。何故噛みつかれたか理解できず、怖がるだけで何も学習しません。
「幼児および未就学児」 ローレンス・科トナー Ph.D.著より適宜引用。(Avon、1994年)。
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