双子が生まれる確率は?

日本では妊娠中のママが100人いると、そのうち約1人が多胎妊娠です。つまり、妊娠したママの約1%が双子を妊娠するという計算になります。この数字には不妊治療で双子を妊娠するケースも含まれているので、自然妊娠だけを見ると双子を妊娠する確率は0.6%程度と言えるでしょう。排卵誘発剤など生殖医療の発達により、双子を妊娠する確率が増えましたが、もともと双子を妊娠する確率は、遺伝や環境に影響すると考えられています。

記事の内容

双子の種類とは?

複数の赤ちゃんを妊娠することを多胎妊娠と呼び、その中でも2人の赤ちゃんがおなかにいる双胎妊娠には「一卵性双生児」と「二卵性双生児」の2つのタイプがあります。

「一卵性双生児」は1つの卵に1つの精子が受精した後、その受精卵が2つに分かれて生まれたものです。2人は基本的にほぼ100%同じ遺伝子情報を持っていて、性別や血液型は同じです。

一方、「二卵性双生児」は2つの卵にそれぞれ別の精子が受精して生まれたもので、遺伝的には平均50%同じものを持っています。2人の性別や血液型は同じこともあれば、違うこともあります。顔が似ていなかったり、髪の色や肌の色が違っていたりすることもあります。

双子のほか、三つ子や四つ子を妊娠するママもいます。これはもちろん多胎妊娠に該当します。多胎妊娠 は苦労も多いですが、喜びもひとしおです。

双子を妊娠する確率は?遺伝は関係するの?

一卵性双生児は、偶然により起こると考えられています。人種や民族の違いによる差異はなく、ほぼ一定なので、遺伝するものではないと考えられています。 一方、二卵性双生児は、ママの排卵のメカニズムや排卵誘発剤などの影響で、複数の卵子が排卵されることが原因と考えられています。民族や人種によって確率が変わり、黒人種で最も多く、次に白人種、黄色人種が最も少ないという報告があります。双子の生まれやすい家系など、二卵性双生児の出生には、遺伝が関係していると考えられています。

双子を授かる人の特徴とは?

生まれてくる子供が1人でも2人でも、かけがえのない命には変わりありません。なお、双子を妊娠するママには、統計的に見て一定の特徴が見られますが、当てはまるからと言って必ず双子を妊娠するとは限りません。参考として心に留めておくのも良いでしょう。

妊娠する年齢が30代半ば以降

女性の社会や経済活動への参加が活発になり、結婚や出産の時期が遅くなっています。高齢になるにつれて卵胞刺激ホルモンの分泌が活発になり、一度に2個の卵子を排出する可能性が高くなります。その結果、複数の受精卵が生じる可能性が高くなり、双子を授かる可能性も高くなるという研究報告があります。

不妊治療をしている

不妊治療に使用する排卵誘発剤が原因と考えられています。 排卵誘発剤は排卵を誘発する薬です。 排卵誘発剤を使用して複数の卵子を誘発するので、双子を授かる可能性が高くなると考えられています。

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遺伝や人種

二卵性双生児は人種や遺伝に影響されるという報告があります。

双子を妊娠したらいつ分かる?

妊娠6週目あたりから赤ちゃんの心拍が聞こえ始めます。心拍音が2つ聞こえると、ママは双子を妊娠しているということになりますね。

双子の胎動はいつから始まる?

単胎の赤ちゃんと同じように、双子の赤ちゃんの場合も胎動は妊娠20週から感じられるようになると言われています。おなかの中でよく動く赤ちゃんも、大人しい赤ちゃんもいます。この時期に胎動が感じられなくても、心配しすぎないでください。

よくあるご質問

双子には一卵性と二卵性の2タイプがあります。一卵性は1つの卵に1つの精子が受精した後、その受精卵が2つに分かれて生まれたものです。ほぼ100%同じ遺伝子情報を持っていて、性別や血液型は同じです。
一方、二卵性は2つの卵にそれぞれ別の精子が受精して生まれたもの。遺伝的には平均して50%同じものを持っています。性別・血液型は、同じこともあれば、異なることもあります。

おわりに

双子を出産する場合、赤ちゃんが2人になるのでその分リスクも高まります。そのため、出産するママやパートナーが事前にしっかりとリスクを踏まえて準備をしておくことが大切です。双子の赤ちゃんの子育ては2倍大変ですが、喜びも2倍です。生まれた双子の赤ちゃんはどのように成長していくのでしょう?おむつのサイズに差は出てくるのかな?似たような性格になるのかな?それとも全く反対の性格?

双子の出産は、早産の可能性もあります。生まれてくる赤ちゃんの名前を早いうちに考えておきましょう。パンパースが素敵な男の子の名前 とかわいい女の子の名前 のアイデアをいくつか紹介しています。元気な双子の赤ちゃんが、ママとパパに大きな喜びを持ってきてくれるのはもうすぐです!

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