哺乳びんのちくびのサイズ、替えるタイミング、種類について

赤ちゃんが生まれると同時に必要となるものが哺乳びんです。哺乳びんには様々なサイズや形状、素材があり、哺乳びんにつけるちくびも同様です。生まれたばかりの赤ちゃんにはSSサイズ、それから徐々にサイズを替えていきます。どうしてサイズを替えていく必要があるのでしょう?それは赤ちゃんが成長にするにつれ、ミルクの飲み方が変わってくるからです。哺乳びんのちくびのサイズや哺乳瓶のちくびを替えるタイミング、種類について下にまとめました。

哺乳びんのちくびにはサイズがある?

哺乳びんのちくびにはサイズがあります。月齢があがるにつれて赤ちゃんの飲み方も変わっていくので、それに合わせてサイズも替えていきます。ちくびに開いている穴の形状も丸穴タイプとスリーカット(Y字形)の他、クロスカット(X字形)などもあります。下の表に哺乳瓶のちくびのサイズをまとめました。


月齢


0ヵ月~


1ヵ月頃~


3ヵ月頃~


6ヵ月頃~


9ヵ月以上~


15カ月以上~


ちくびのサイズ

SS

SMLLL3L


穴の形状


丸穴


丸穴

スリーカット
(Y字形)

 
スリーカット
(Y字形)
スリーカット
(Y字形)

スリーカット
(Y字形


飲む目安

50ml
なら約10分

 
100mlなら約10分150mlなら約10分200mlなら約10分200mlなら約5分離乳完了期向け

赤ちゃんの飲み方は成長とともに変わっていくので、哺乳びんのちくびも飲み方に応じて替えていく必要があります。商品に記載されている対象月齢はあくまでも目安としましょう。

哺乳びんのちくびにはどんな素材がある?

哺乳びんのちくびには様々な素材が使われています。以下にそれぞれの特徴をまとめました。

哺乳びんのちくびの素材特性


シリコーンゴム


ゴム特有のにおいがなく耐久性に優れた素材だが硬めの質感。


天然ゴム


柔軟で弾力がありママのちくびに近い質感。劣化しやすい。


イソプレンゴム


合成ゴムの一種で天然ゴムに近い質感

天然ゴムとイソプレンゴムはシリコーンゴムに比べると熱に弱いので、耐熱温度を確認した上で手入れをしましょう。

哺乳びんのちくびのサイズの選び方

哺乳瓶のちくびのサイズは赤ちゃんの月齢や成長に合ったものを選ぶことが大切です。サイズはSSからLLまでさまざまで、サイズによってちくび自体の大きさや、ミルクが出る穴のサイズや形が異なります。月齢や成長にあったサイズを選ぶことで、授乳時のむせこみや飲みづらいなどの負担を軽減できるでしょう。哺乳びんのサイズの選び方をみていきましょう。

新生児期

生まれたばかりの赤ちゃんはママのおっぱいやミルクを本能で飲んでいます。生きていくために飲まなければならないので、ちくびに吸い付いて力強く飲みます。これは原始反射の1つですね。ママも赤ちゃんも初めての授乳と哺乳なので不慣れです。それでも赤ちゃんは飲まなければいけないので、最初の哺乳びんのちくびSSサイズは、ママのおっぱいに近い質感と授乳に近い流量になっています。

生後1ヶ月ごろ

ママも赤ちゃんも授乳と哺乳に慣れて上手になってきます。SSの次のSサイズは、SSと同じく柔らかいですがよりしっかりとした質感になっています。

生後2〜3ヶ月ごろ

この頃になると、赤ちゃんは自分のペースで時々休憩しながら飲むようになります。また3ヶ月を過ぎると、周りが気になるようになり、ちくびから口を離すこともあります。急に口を離した時、ちくびが丸穴だと顔に中身がかかってしまう時があるので、Mサイズからはスリーカット(Y字形)になり、舌を動かした時だけ中身が出てくるような形状にしてあります。

生後6ヶ月ごろ

離乳食が始まり、歯が生え始める この時期、赤ちゃんの噛む力がどんどん強くなってきます。Lサイズのちくびは赤ちゃんが噛みちぎってしまわないよう、柔らかさを保ちつつ丈夫な質感になっています。

生後9ヶ月ごろ

9ヶ月、離乳食も進みそろそろ卒乳を考えるママもいることでしょう。噛む力が強くなり口腔機能が発達するにしたがって、赤ちゃんは徐々に口を開けたまま飲む状態から閉じて飲むようになっていくと言われています。飲み方の変化に応じてちくびも替える必要があるので、LLサイズに替えてみましょう。 3Lサイズは離乳食完了期向けです。赤ちゃんの発達には個人差があり、この頃になると哺乳びんではなく、コップやストローで飲むようになる赤ちゃんもいます。

まとめ
哺乳びんのちくびの種類とちくびのサイズはあくまでも目安です。赤ちゃんが飲むのに時間がかかったり、飲みながら疲れて寝てしまったりする時は、サイズが合っていないことが原因かもしれません。こんな時には、哺乳びんのちくびのサイズを替えてみましょう。一番大事なのは、赤ちゃんが必要な量を機嫌よく、自分のペースで飲み切れることです。
 

 

哺乳びんのちくびの穴の形状は?下にまとめました。

  • 丸穴

  • スリーカット(Y字形)

  • クロスカット(X字形)

丸穴タイプ

哺乳びんを傾けると中身が出てくるので、上手に吸うことができない新生児向きです。中身が出る量は決まっているので、成長に合わせて哺乳びんのちくびを替える必要があります。

スリーカット

Y字に切り込みが入っており、クロスカットと同じく赤ちゃんの吸う力に応じて中身の出る量が決まります。中身の出る量をコントロールしやすくむせにくいのが特徴です。生後2~3ヵ月頃から使えます。

クロスカット

X字に切り込みが入っており、赤ちゃんの吸う力に応じて中身の出る量が決まります。他の形状に比べ出る量が一番多いと言われています。飲むのが早い赤ちゃん向きです。生後2~3ヵ月頃から使えます。

哺乳びんのちくびを替えるタイミングは?

哺乳びんのちくびを替えるタイミングはいつ?新米ママパパは考えてしまいますね。下にまとめたので参考にしてみてください。

ミルクを飲むのに時間がかかっているとき

赤ちゃんがミルクを飲むのに時間がかかっている時は、ちくびのサイズが合っていない可能性があります。ちくびのサイズを替えてみましょう。

赤ちゃんが飲みづらそうにしているとき

赤ちゃんが飲みづらそうにしてむせたり、ぐずりだしたり、飲んでいる間に疲れて寝てしまったりする時は、ちくびが合ってないかもしれません。ちくびのサイズを替えてみましょう。

2ヵ月に1回の交換を目安に

ひとつのちくびに赤ちゃんが馴れてしまうと、ちくびを替えた時に赤ちゃんが嫌がるかもしれません。ちくびは2つ以上を交互に使い、破れたり切れたりしないように、2ヵ月に1回は交換するようにしましょう。

赤ちゃんの成長に関するヒント

哺乳びんのちくびのサイズがどんどん替わっていくのと同じく、赤ちゃん自身も毎日成長・発達していきます。日に日に成長・発達していく赤ちゃんの様子を記録し、子育てのお役だち情報をお届けするために、パンパースアプリは全てのママやパパを応援しています!

哺乳びんのちくびのサイズを替える時の注意点は?

哺乳びんでミルクを飲む赤ちゃんの様子をしっかり観察しましょう。赤ちゃんが飲みづらそうにしている時は、ちくびのサイズが合っていないサインです。哺乳びんのちくびのサイズを替えてみましょう。

パッケージの月齢を確認

パッケージに書かれている月齢を目安にしてみましょう。もちろん赤ちゃんによって成長スピードは違うので、ママパパの赤ちゃんの飲む様子を見ながらサイズを選びましょう。

2つのサイズを交互に使う

赤ちゃんにちくびがぴったり合っていない?飲む様子が気になるようであれば、2つのサイズを交互に使ってみるのも手です。赤ちゃんがご機嫌で飲み切れる方のサイズを使いましょう。

むせていないか様子を見る

赤ちゃんが飲んでいる時にむせていたら、中身の量が多すぎるのかもしれません。ちくびを元のサイズに戻してみましょう。

よくある質問

よくある質問

赤ちゃんの飲み方は成長とともに変化していきます。成長に合ったちくびを使わないと、赤ちゃんが飲みづらくて機嫌が悪くなったり、必要量を飲めなかったり、疲れて眠ってしまったりします。

まとめ

哺乳びんのちくびの素材やサイズ、形状は様々です。赤ちゃんが成長するにしたがって、ミルクや母乳の飲み方が変わっていきます。成長に合ったちくびを選んで適切なタイミングで交換しながら、赤ちゃんが機嫌よく必要量を飲めるよう、ママパパはサポートしていきましょう。

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